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 ファイトケミカルで体をガード


 健康に役立つ″第七の栄養素″の研究が活発です。正体は野菜や果物などに含まれる物質で、
その数は約1万種。専門家は「ファイトケミカル」と呼んでいます。がんや生活習慣病の予防に有望
とされる物質も見つかっています。野菜や果物は中高年の健康に大切な食べ物。
代表的な成分を探ってみました。

 ファイトケミカルの「ファイト」とはギリシャ語で植物の意味です。植物が紫外線などの害から組織を
防御するための成分のことが多く、炭水化物、脂質、たんばく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維に
続く7番目の栄養素といわれ、各国で研究が進んでいます。
 カロチノイド群はその代表格です。全部で600種類以上ありますが、最近の注目は
リコピン。トマト
などに含まれる赤い色素で、がんの抑制効果が期待されています。日本では、京都府立医科大学
の西野輔翼教授らが肝臓がんの発生を抑える効果があることを突き止めました。
 ウイルス性肝硬変患者は肝臓がんになる危険が高いといわれています。西野教授らは患者46人
に従来の治療に加えリコピン1日10mg を、βカロチン、αカロチンなどと一緒に摂取してもらいまし
た。その後定期検査を続けた結果、3年後の肝臓がん発生率はリコピンなどを飲んだグループは
12.3% で、従来の治療だけを受けた患者45人の23.4% に比べ約半分にとどまりました。4年後の発生
率は3分の1近い12.3%と差は一段と広がりました。
 西野教授によれば、ファイトケミカルを大きく分けるとカロチノイド群のほか、アブラナ科の野菜など
に含まれるイオウ化合物群、ポリフェノール・フラボノイド群があるそうで、それぞれ働きが違うので
バランス良く食べるのが基本だそうだ。

 中高年が心配な生活習慣病予防にはバランスの良い食生活が関係するが「一つの食材にファイト
ケミカルなど1,000種類程度の成分を含む」 (西野教授)野菜や果物は特に重要だそうだ。野菜は
一日に350g 、果物は200g が目標だが、日本人の摂取量は不足しており、「野菜の種類によるが
両手のひらに載せて山盛りになる量」が目安とのこと。

ぜひ参考にしてみてはいかがか。

                                                    

                            

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