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 タバコの健康への影響について    

 たばこを吸う人は、全く吸わない人にくらべて相対的に短命であると言われています。
ある研究によると、紙巻きたばこ1本につき5分30秒、寿命が縮むそうです。この計算だと、
1日20本吸う人は、1日2時間、1年で28日(約1か月)も命を縮めていることになります。
 また、たばこを吸う人は、肺ガン、その他のガン、慢生気管支炎、肺気腫、心筋梗塞など
多くの病気にかかりやすくなります。あまり知られていない所を一部紹介しますと、心臓病、
脳卒中、歯周病などとも関係があるようです。これは、たばこの煙の中には発ガン物質を
はじめ数多くの有害物質が含まれていて、からだのすみずみにまで影響するからです。

 今回は、死亡率No1と言われている「がん」に関することを紹介します。

 喫煙本数が多い人、また、より若いときに喫煙を開始した人ほど、肺がんになる危険性は
明らかに増加します。日本人約27万人を対象とした疫学調査の結果では、1日の喫煙本数と
その後の肺がんによる死亡との関係を、たばこを吸わない者を“1”としたときに、肺がんで死ぬ
危険が何倍になるかを調査すると・・・
 たとえ1日10本未満でも、男女ともに肺がんで死ぬ危険は、吸わない人の2倍以上となり、
さらに本数が増すとともに危険は増え続け、1日50本以上のたばこを吸う男性では、15倍もの
危険になることがわかりました。一方、喫煙年数が長い、言い換えるならば、喫煙開始年齢が
若い者では、やはり、肺がんで死亡する危険は増加すると言われています。

 喫煙開始年齢が20歳未満の場合には、同じ喫煙本数でも肺がんで死亡する危険は20才以上
の場合の1.5倍程度になります。 このように、喫煙の年数および本数ともに、肺がんになる危険を
増大させるものであり、1日の喫煙本数×喫煙年数、つまり「喫煙指数」あるいは「ブリンクマン指数」
と呼ばれるものを計算してみると、たいへんはっきりと、肺がんになる危険性と正比例します。

 また、喫煙と関連する他のがん、例えば、喉頭がん、食道がん、胃がん、膀胱がんなどでも、
喫煙本数×喫煙年数、つまり「喫煙指数」とこれらのがんになる危険が正比例します。逆に、
がんの予防という意味では、若いときからのヘビースモーカーであっても、なるべく早めに禁煙して、
喫煙本数×喫煙年数を増やさないようにすれば、がんになる危険は、その分減らせることになります。

                          

では長年タバコを吸ってきた人は、これまで見てきたタバコの害から、もう逃がれられないので
しょうか。いいえ、今からでも遅くはないのです。禁煙するまで延ぺ20万本以上吸った人でも、禁煙
して5年以上たてば、肺がんにかかる率はタバコを吸わない人とほぼ同じ程度に低下します。

禁煙のきっかけは何でもいいのです。
●禁煙しようと思い立った日。
●かぜをひいて喉が痛かった時。
●タバコがまずく感じられた時。
●咳や疾が出はじめた時。
●タバコ代が値上がりした時。
●お正月や誕生日の時。
●身内や友人が肺がんで亡くなった時。
禁煙を思い立ったら一度にきっぱりやめてしまいましょう。少しづつ量を減らしていくやり方は、
苦痛が長引いてしまいます。

禁煙の方法はいろいろあります。「5日でタバコをやめる方法」という本によると、まず
「私はタバコを吸わないことにしよう」とくり返し、声に出していうことからはじめられています。
禁断症状は3日目がピークです。「1分間タバコを吸わないことにしよう」とくり返して、
乗り切りましょう。

それでも、どうしても禁煙できない人は、できるだけ害の少ないタバコの吸い方を工夫するように
心がけて下さい。
●できるだけ吸う本数を減らす。
●深く吸いこまないで口でふかす。
●l本のタバコをふかす回数を少なくして、長い吸いがらでもいさぎよく捨てる。
●ニコチン、タールの少ない銘柄にする。
せめて、これらのことを守って下さい。

あなたが吸うタバコは、あなたの健康を損なうばかりではありません。あなたの家族は勿論、
社会全体に大きな害をもたらします。このことを肝に銘じて、今日から禁煙に踏み切りましょう。

           いつまでも健康で、
    幸せな家庭を築き上げてい行こうではありませんか!


                                                         


                            

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